ここを作る事を一番楽しみにしています、が、作業の優先順位を考えると今は絵とシステム作りに集中したい、ストーリー構築についてはまだほとんど手がつけられない状態です。
完成を早めるためにも、できるだけ早い段階で作業の共有を実現し、
画像と平行して構築できる環境を作りたいと考えていますが、今のところうまくいっていません。
こちらからでは膨大な情報の整理に忙殺されて、共有化にあたっての問題点が見えにくいという現実もあります・・・試行錯誤していくしかありません。
ストーリー構築を簡易化、共有化するために、イベント仕様書を分解します。
一つのイベント実装案は分解されて、一つのEVドキュメントと、複数のScriptドキュメントで構成することになります。
EVドキュメントはイベント実装に関する原案です。
主にイベントを実装する側の視点から、このようなアウトラインで、このような実装を行いたいという提案を記述します。
一つのイベントにつき一つの実装案しかありえませんので、このドキュメントは一つできたらそれでOK、ということになります。
ただし、このドキュメントは実装仕様を固めるためだけの存在であり、このドキュメントにストーリー面での具体性、整合性は必要ありません。
このドキュメントで仮に書かれたストーリーのあらすじ、設定は、後述のScriptドキュメントでは好きなだけ上書きしていいものです。
Scriptドキュメントは「脚本」という名前を持ちますが、脚本の端っこに書かれた覚書、表紙、落書きのような断片的なものも含みます。
基本的にフリーフォーマットです。実際のイベントスクリプトを書いてもいいし、ただのテキストファイルでもいいです。
形式にこだわらず、「こういう台詞がいい」「こういう話がいい」「こういうキャラがいい」を書き散らすものになります。
上の説明の通り、両方とも具体的かつアバウトな存在です。
基本的に最低一つのドキュメントがあればそのイベントは仮実装できます。
本実装の際には両方のドキュメントが必要です。
その際、複数あるScriptを選別、統合した「完成Script」を書く事が、イベント作成の最終段階になります。
視点が違うだけで、特に余計なことを考えることなく、ただこうしたいという案を提示するためのドキュメントであると思ってください。
FTEのストーリー構築は、この二つのドキュメントを書き散らすことからゆっくり進めていこうと思っています。