更新 2006-05-14
フリーウェアSLG『ファーレントゥーガ』の著作権は作者あとあと様に帰属します。
『ファーレントゥーガ』のHP : ふぁらんくす
このドキュメントは FT EventScript Support(以下ESS)の 基本的な操作方法について記述したものです。
必須環境:
ESSの動作にはJavaの実行環境JRE(Java Runtime Environment)が必要となります。 JREのバージョンは1.4以降が必須となります。
※JREの入手先(2006-05-14時点) http://www.java.com/ja/download/index.jsp
ESSはJavaアプリケーションですがWindows専用です。
ESSはSWTというWindowsネイティヴのGUIを使用する為の
ランタイムパッケージを使用しています。
また、ESSの本体であるJavaアプリケーションを起動する為の
実行ファイル"ess.exe"もWindowsアプリケーションです。
補足:ESS本体の実行コマンド "javaw -Djava.library.path=.\\lib -cp .\\bin;.\\lib evss.Main" ※"ess.exe"ファイルのある位置をカレントディレクトリとする
上記の動作環境を満たせていれば、
ESSはどのディレクトリに配置しても実行可能です。
ただし、"ess.exe"と "bin"フォルダ、"lib"フォルダ以下の ファイルの相対的な位置関係を変更してしまうと 実行できなくなってしまいますので これらのファイルの扱いには注意してください。
ESS自体はレジストリに影響を与えません。
アンインストールの際はそのままESSに関連するファイルを削除してください。
スクリプト編集時
問題点表示時
ESSにファイルを読み込ませるには
メニュー「ファイル」−>「新規読込」を選択し、
ファイル選択ダイアログにて読み込みたいファイルを選択します。
すると、選択したファイルを読み込み、「Editタブ」で表示される
エディタにファイルの内容を表示します。
この時、同時に読み込んだファイルの文法チェックを行います。
ESSのウィンドウにファイルをドラッグ&ドロップしても同じ事ができます。
「Editタブ」に表示されているスクリプトはそのまま編集することができます。
編集したスクリプトをもう一度文法チェックする場合は
メニュー「実行」−>「再チェック」を選択します。
ファイルを読み込んだ場合と同じチェックが行われます。
文法チェックの結果、何らかの問題点が見つかった場合は 「チェック結果表示タブ」に件数が表示され、 その内容が同タブのテーブルに表示されます。
編集したスクリプトを保存したい場合は
メニュー「ファイル」−>「編集コードを保存」を選択します。
ダイアログが表示されますので保存先を指定してください。
指定した保存先に編集中のスクリプトがテキストファイルとして生成、または上書きされます。
「Editタブ」ではマクロを記述する事ができます。
マクロとはイベントスクリプト製作をより楽にする事を目的とした言語です。
「展開」処理をする事でファーレントゥーガのイベントスクリプト形式の文に変換されます。
記述したマクロの展開処理は
メニュー「実行」−>「マクロ展開」を選択する事で行われます。
「Editタブ」に記述されたマクロが文法チェックの後で展開され、
その結果が"Result"タブに表示されます。
「Resultタブ」の中のスクリプトも編集・チェック・保存が可能です。
ただし、マクロを展開した後のスクリプトなので、マクロが使えません。
「Resultタブ」が「Editタブ」に対して動作の異なる部分は以下の2点です。
「Resultタブ」の中のスクリプトを文法チェックする場合は
メニュー「実行」−>「展開コードのチェック」を選択します。
マクロがあればエラーとする形でのチェックが行われます。
文法チェックの結果、何らかの問題点が見つかった場合は 「Editタブ」の内容をチェックした時と同様に 「チェック結果表示タブ」に問題点が表示されます。
「Resultタブ」の中のスクリプトを保存する場合は
メニュー「ファイル」−>「展開コードを保存」を選択します。
するとダイアログが表示されますので保存先を指定してください。
指定した保存先に、「Resultタブ」の中のスクリプトがテキストファイルとして生成、または上書きされます。
新たにファイルを読み込みます。
ファイル選択ダイアログが表示されますので読込たいファイルを選択してください。
読み込んだテキストは即文法チェックを行います。
読み込みを行うと、現在編集中のコードは破棄されてしまいます。 必要に応じてあらかじめ保存をしてください。
「"Edit"タブ」にて表示されるスクリプトをファイルに保存します。
保存先選択ダイアログが表示されますので保存先を指定してください。
既存のファイルを上書きする場合、上書きの確認ダイアログが表示されます。
「"Result"タブ」と混同しないよう気をつけてください。
「"Result"タブ」にて表示されるスクリプトをファイルに保存します。
保存先選択ダイアログが表示されますので保存先を指定してください。
既存のファイルを上書きする場合、上書きの確認ダイアログが表示されます。
「"Edit"タブ」と混同しないよう気をつけてください。
「チェック結果表示タブ」に現在表示されている問題点をCSV(コンマ区切り)形式のファイルで保存します。
保存先選択ダイアログが表示されますので保存先を指定してください。
既存のファイルを上書きする場合、上書きの確認ダイアログが表示されます。
チェックの結果発生した問題点を別のアプリケーションで管理したい場合の利用を想定しています。
「コンソール」の表示・非表示を切り替えます。
「"Edit"タブ」「"Result"タブ」のスクリプトを表示するフォントを変更することができます。
現在表示中のタブで編集中のスクリプトを全て選択状態にします。
現在表示中のタブで、現在選択中である行の行頭に"//"を挿入します。
"//"でコメントアウトされた文は ファーレントゥーガ本体で実行される際に無視されます。
「"Edit"タブ」で編集中のスクリプトに対し文法チェックを行います。
チェックの結果報告される問題点は「チェック結果表示タブ」にて確認できます。
「"Edit"タブ」で編集中のスクリプトの中に含まれるマクロを展開し、 その結果を「"Result"タブ」に出力します。
この時、それまで「"Result"タブ」にて編集中のスクリプトは破棄されます。
必要に応じてあらかじめ保存をするよう気をつけてください。
また、「"Edit"タブ」にマクロが含まれていなかったとしても、展開処理は行われます。
この時、「"Edit"タブ」のスクリプトと「"Result"タブ」のスクリプトは完全には一致しません。
これは「"Edit"タブ」の全スクリプトを符号化(別の情報に置き換え)した後で、
符号化した情報からスクリプトを再構築するからです。
「"Edit"タブ」のスクリプトと「"Result"タブ」のスクリプトは
ほぼ別物であると認識してください。
混同して重要なスクリプトファイルを異なるスクリプトで上書きしてしまう事のないようご注意ください。
「"Result"タブ」で編集中のスクリプトに対し文法チェックを行います。
チェックの結果報告される問題点は「チェック結果表示タブ」にて確認できます。
現在編集中のスクリプト内で使用しているフラグ(Flag文)を抽出し、リストアップします。
実行後、フラグの使用状況が「チェック結果表示タブ」に表示されます。
「"Edit"タブ」で編集中のスクリプトを文法チェックする際に
「"Result"タブ」のスクリプトをチェックする時と同様に
"マクロを含まない"事を前提とした文法チェックを行います。
つまり、このメニューをチェックした場合は、
マクロが記述されているとそれだけで問題点として常に報告されます。
ただし、問題点として報告されるだけです。
マクロの構文に問題が無ければ「マクロ展開」は通常通り行われます。